ファンタスティック胸きゅん

時すでにセクシー

愛の詰まった宝箱

 

Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES

(AとG、EとSの間にあるアレの出し方が分からない)

 

まず、とにかく楽しかった。

オープニングの音楽が聞こえ始めると手が震えて動悸が止まらなかった。言葉1つ、動き1つで心が踊った。ずっとずっと目が離せなかった。楽しい。楽しい。

初めてSexy Zoneのコンサートに入った時から、声を聞くだけで胸がぎゅっと締め付けられるのは変わらなくて、いつも初めてのワクワクドキドキが詰まってて、私のことを離してくれない。そんなグループが、Sexy Zone。ジャニーズ嫌いだった私が、初めて好きになったアイドル。

PAGESはとにかく愛の詰まったコンサートだった。多分、5人の。いつだか(多分5/6夜)風磨くんが「俺たちは9公演やってきたけど、みんなにとってはこれが自分の1公演じゃん、なのにこんなに声出ててすげえ(ニュアンス)」的なことを言っているのを聞いて、ファンにとってはかけがえのない1公演なことを考えてくれてるんだ、と嬉しくなった。勝利くんが「今いる人だけじゃなくて、今回コンサートに来れなかった人にとっても意味のあるコンサートになったらいいな」と言ってるのを聞いて、私のちっぽけな脳みそでは考えつかないほど今回のコンサートに想いを込めてるんだろうな、と思った。マリウスくんが、他の誰よりも「そばにいるよ」と寄り添ってくれた。そこにいるのはもう最年少マリちゃんじゃなかった。

 

そして、健人くんはどこまでも私の光だった。とても強くて揺るぎなくて、それでいてふと消えてしまうのではないかと思うような儚さをあわせ持つ光。

私が初めて中島健人を知った時の印象は

 

顔がいい。

 

もうこれに尽きる。でも、健人くんは噛めば噛むほど味が沁みてくるそんな存在で、今回のツアーで健人くんの愛にとにかく包まれた。人ってこんなにおっきい愛持てるんだって思うくらい、初めて知った時から、愛に包まれてた。ソロ曲「Because of 愛」でストレートに愛を求めて叫ぶ健人くんから、愛を愛してることが痛いほど伝わってきて。しかもそれはアイドルとして需要が高いからとかそんな理由じゃなくて、心の底からの100%、120%の叫びで。“早く愛をくれ”と愛に飢えた黒健人が手をのばすのと、「CRY」で中島健人自身が“誰もが愛されたいと願う”と歌うのにはそれなりに意味がある気がする。初めてCRYを聴いたとき、そっか、あたりまえに健人くんも、5人も愛されたいよな、とやっと気づいた。Sexy Zoneが全力でめいっぱいの愛をくれるんだもん、私だって惜しみない愛を全部全部あげたい。

 

私の好きなRADWIMPSというバンドの「サイハテアイニ」という曲に

世界で一番の 調味料なにかご存知なの? ズバリつまりそれは空腹です
要は 愛に一番の 調味料はもう分かるでしょう? その渇ききった心

という歌詞がある。会場にいるファンみんなが渇ききってるとは言わないけれど、Sexy Zoneの愛でどん底から救われた人はきっといっぱいいる。自覚はなかったけれど、もしかしたら私も渇ききってたのかもしれない。Sexy Zoneとファンの関係は驚くほど愛で満たされていて、相思相愛という言葉がよく似合うな、とふと思った。

 

話をCRYに戻そう。

「いつまでもいつまでも」とかもそうなんだけど、今回は応援ソングというか、励ますソングというか、そういう寄り添いがいつもより強かった気がする。CRYもそのうちの1つ。

嬉しくて流す涙のあと かけがえのない生命を抱きしめて
Life is so… so beautiful
Go Love yourself

今回のアルバムを通して、誰か特定の1人に向けた曲なんてないことは頭ではわかってる。きっと4人はそんな生半可な気持ちでツアーをやることを決めた訳じゃない。でも、「かけがえのない生命を抱きしめて」でどうしても、どうしても思い出してしまうのがパニック障害

私は大学で心理学を学んでいて、ちょうど聡くんのパニック障害が発表されたときあたりに講義でパニック障害の話を聞いた。まだまだペーペーで知識もかなり少ない私は、この時パニック発作の症状の1つに「このまま死んでしまうのではないか」と本気で恐怖を覚えるというものがあるのを知った。もちろんこれはあくまで症状の1つなだけであって、パニック障害の人全員がなるわけではない。でも、これを聞いた時、涙が止まらなくなった。実際に死ぬことはないけれど、もしこういう風に思った経験があるとしたら…。そんなことを思った後だったので、「かけがえのない生命」はかなり心にキた。抱きしめてね。Life is so beautifulだよ。そして、「Go Love yourself」ここにも愛が詰まってる。今度は、他の誰かじゃなく、自分自身を愛すること。簡単なようで難しいけれど、とっても大事なこと。愛は全部Sexy Zoneが教えてくれたんだね。

 

ここで取り上げたのはほんの数曲だけれどアルバムPAGESは1つ1つの曲に愛がたっくさん詰まっていて、このアルバムを始め、PAGESアルバムをひっさげたコンサートはまるで愛の詰まった宝箱みたいだった。それくらい、Sexy Zoneの愛を肌で感じた。アルバムを買って音楽をiTunesに落としてイヤフォンをそっと耳にいれた時から恋は始まっていた。吸い込まれるように夢中になった。やっぱりこの人たちは全力で心を掴みにきてる。私はもうやられてしまった。これからもたくさんの人が彼らの全力の愛に掴まれるだろう。

 

横アリラスト公演で「次は5人で」と言いながら客席に手を振る4人は、一面に広がる緑にもう1人を見てるみたいな笑顔。「5人だね」と言った勝利くんの言葉通り、5人からの愛をたくさん受け取った。

 

次はどんな景色をみせてくれるのかな。

 

 

 

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